上海(海外)からNTTのひかり電話を使う方法

iPhone
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スマートフォンを無線LAN経由で、NTTフレッツ光の「ひかり電話」の子機として使えることは、NTT自身が「スマホdeひかり電話」としてアピールしている通りです。

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一般的な使い方は自宅のWi-Fiネットワーク内で、スマートフォンにインストールしたアプリを使って「ひかり電話」を利用する訳ですが、

ホームゲートウェイ(HGW)に実装されているVPNサーバ機能を使うと外出先、たとえ中国・上海からだとしても「ひかり電話」が使えてしまうんです!

「VPNサーバ設定」の仕方については以前エントリした通りです。

シャンハイリンゴ

簡易VPNのススメ-NTT光回線所有者向け

  • スマートフォン側の設定ですが、こちらもNTTが紹介している通り、まず「AGEphone」というアプリをインストールします。
AGEphone

AGEphone
無料
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  • iPhoneにアプリをインストールしたら、先にHGWにVPN接続しておきます。これで外出先(上海などの海外も含む)からでも自宅のWi-Fiに繋いでいるのと同じ環境になります。

シャンハイリンゴ

簡易VPNのススメ-クライアント編

  • 「AGEphone」アプリを起動します。「テンプレート」の中から利用する電話サービスを選びます(ひかり電話の西日本か東日本)。

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  • 「簡易設定」が表示されますが基本的には何も変えないで右上の「完了」をタップすればOK。
  • 下のスクリーンショットでは「内線番号」が4、「ID」が0004と表示されていますが、これは日本の実家に設置されている電話機(親機)が1、子機が2、そしてわたしのiPhoneが子機3だからだと思います。この例で設定しているのは妻のiPhoneで、子機4ということになります。

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  • マイクへのアクセスを求めるポップアップが出てくるので許可します。

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あとは普通にダイヤルするか、「短縮ダイヤル」タブにある「アドレス帳からダイヤル」からiPhoneのアドレス帳にアクセスしてダイヤルすることも可能。よくかける番号はショートカットに登録しておくと便利。

  • 登録方法は、+マークが付いているアイコンをタップして「アドレス帳から登録」を選択

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  • 電話番号を選んで登録。1ページに9件、5ページあるので45件ショートカットを登録できますね。

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  • 各アイコンの下部にはアドレス帳に登録されているのと同じ名前が表示されるのですが、同じ人で自宅番号とケータイ番号を両方ショートカットに登録していると見分けるのが難しいです。
  • でもアイコンを少し長押しすると名前の部分が電話番号に変わるので、自宅番号かケータイ番号かを判別することができるようになっています。さらに長押しすると登録を削除することもできます。

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  • ちなみに詳細設定画面はこんな感じ。詳しい解説は割愛します、っていうか「高度な設定」見ても分からん(笑)。
  • 「アップグレード」は広告削除です。毎回通話終了時に広告が表示されるので。でも基本アップグレードしなくて問題ないと思います。

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  • 参考としてホームゲートウェイ(PR-500MI)の「内線設定」スクリーンショットも載せておきます。こちらも全く触っていません。端末のMACアドレスも自動で登録されていました。

ipphone設定

必要最小限の設定で、ここ上海からでも、たぶん世界の他の国からでも、VPNさえ繋がれば「ひかり電話」が使えてしまうんですからスゴイですね〜

通話品質(音質)も、驚いたことにSkypeやFaceTimeなどより全然良いんですよ。これは積極的に使わない手はありません。

さらにさらに、子機ですから内線通話もできてしまいます!

例えばわたしのiPhoneから実家の親機に内線する時は「1」をダイヤルして通話ボタンを押すだけです。料金はいっさいかかりません!!素晴らしすぎる。

試しに、上海の自宅内でわたしのiPhone(子機3)と妻のiPhone(子機4)を両方VPNで繋いで、「AGEphone」アプリで子機3から子機4へダイヤルしてみたら、普通に内線通話できました。

同じ部屋にいるのに、上海のわたしのiPhone→日本(大阪の実家)→上海の妻のiPhoneって壮大すぎる?!

というわけで…

日本にフレッツ光ネクスト回線があってひかり電話がある方はぜひ試してみてください。友だちに電話して、

  • 友だち「あれ?日本に帰ってきているん?」
  • 自分「いや、帰ってないよ。今上海から電話してる。」
  • 友だち「えぇ?でも、日本の電話番号やん。」
  • 自分「そやね。でも上海に居るねん。」
  • 友だち「???」

といった不思議な会話ができると思いますよ(笑)

※実家の電話・インターネットその他諸々の費用は自分たちが負担しています。

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