日本から届いたMacBookですが、以前から二つの問題を抱えていました。
- バッテリー膨張のため、トラックパッドのクリックボタンが効かない
- App Storeで購入済みのアプリをダウンロードしようとしても、Apple IDでログインさえできない
それで昨日、浦东にあるApple StoreのGenius Barに白Macを持ち込んでみました。
日本語の通じるスタッフがいるのかどうか、幾らか不安を抱えつつ、店内のiMacを使い自分でGenius Barの予約状況を確認。土曜日昼過ぎの時間帯でしたが、15分後には空いていたので即効で予約を入れました。実際はそれより少し待つことになりましたが、これはどこの国のAppleストアでも同じようです。
さて、ジーニアスバー付近の様子を観察していると、どうやら来店者はジーニアスバー入り口のところでiPadを持った受付スタッフに声をかけ、相談内容を伝えている感じでした。そしてその場で予約をするのでしょう。
わたしの場合、まだ中国語がほとんどできないので、店内のiMac等を使い、自分で予約するのが正解だったと思います。
いよいよ、予約順番待ちの来店者をカウンターに案内するスタッフがわたしに近づいてきました。アルファベットで日本語の名前を予約したのですぐに分かったのだと思います。まず「英語はできるか」と英語で聞かれたので(笑)、素直にできないと答えると、日本語のできるスタッフを呼んでくるのでちょっと待って、と言われました。するとすぐに日本語ができるスタッフが来てくれて、カウンターに案内してくれました。
一応事前に、問題点が二つあることとその内容を、中国語と英語でメモしておいたのですが、それも全く必要ありませんでした。なぜなら、対応してくださった男性スタッフは、かなり日本語がお上手だったからです。
わたしのMacBookが抱えている問題点を、Genius Barのエンジニアに的確に通訳で伝えてくださり、まずはバッテリー問題から取り掛かります。最近フィードで、バッテリー膨張に関するアップル社内のガイドラインが明確になった、というようなニュースを見ていたので、自分のMacBookが(保証期間は過ぎているものの)無償交換対象のモデルかどうかを調べてもらいました。
結果は… late 2007モデルのMacBookは無償交換対象では無かったようです、残念。
Geniusで修理という形でリサイクルバッテリーに交換すると保証が3ヶ月しかつかないけど、バッテリーを製品として購入すれば1年の保証がつくし、値段も少ししか違わないからということで後者を勧められ、結局そうすることにしました。998RMBなり。バッテリーの充放電回数は400回が目安だそうで、わたしのMacBookのバッテリーは寿命だったのでしょう。
古くなった膨張バッテリーを持って帰るか聞かれたので引き取ってもらいました。日本だったらこういうのもお金取られたりするんでしょうか? 分かりませんけど、中国では快く引き取ってくれました。
4年以上がんばってくれたバッテリー君に、ありがとうの気持ちを込めて1枚パシャリ。
もう一つの問題、late 2007のMacBookが、Apple IDでログインできない問題がどうなったかは、また別のエントリにまとめたいと思います。
しかし今回感じたのは、国が違っても母語で対応してくれるAppleストアの接客クオリティーの高さに改めて感動しました。親切に対応してくれたその男性スタッフの他に、日本語ができる女性のスタッフがもう一人いらっしゃいました。聞いたところ、他にも(マネージャーを含め?)日本語ができるスタッフがいるそうです。
海外旅行者、海外生活者にとって、コンピュータのトラブルを母語で相談できるなんて、これほど心強いものはありません。こうしたことを考えると、世界中にリテールストアのあるApple製品をおいて他に選択肢はない!とわたしは断言したいと思います。
アップル製品はもちろんですが、サポートを含めたトータルな部分でのユーザー体験、またクオリティーの高さが、わたしたちを林檎の虜にさせるのだと改めて感じました。