3月は別れの季節。ここ上海でも帰任の話を良く聞きます。
さて職場やクラスまた何かのグループで、旅立つ仲間にメッセージを送るという行為を、我々は幼稚園や小学校の頃から今に至るまでずっと行なって来ました。
いちばん一般的なのが、色紙にみんなでメッセージを書き込んで贈るという形式で、これは昔から変わりなく続いているスタイルです。
では電子的な形で寄せ書きをしたらどうなるのか?
わたしは今回上海を離れることになった友人のために、「iBooks Author」を使ってiBook形式の、iPadで見られるデジタル寄せ書きを企画してみました。
これかなり新しいんじゃないでしょうか?
そもそも「iBooks Author」は、インタラクティブな電子書籍を作成するソフトですが、アイデア次第では色々使えそうです。
実際どのようにデジタル色紙を作成して行ったかといいますと…
まず、やみくもにメッセージを書き込む形では面白くないので、統一性を持たせるため、その人を形容する単語を漢字2文字で皆さんから挙げてもらい、なぜその言葉を選んだのかコメントも寄せてもらいました。
そして「iBooks Author」のウィジェットの中にあるポップオーバーを使って作成して行きました。
各単語は編集ソフトを使って画像化し、それをポップアップウィジェットにドラッグ&ドロップ、メッセージも入れて…
旅立つ友人(ご夫婦)の写真の周りに、ウィジェットをちりばめて配置。各単語をタップするとポップアップでコメントが出てくるという仕掛けです。
ポップアップにはコメントを寄せた本人の顔写真も入れてみました。あたかもその人が語りかけてくるかのようです。
BGMも挿入できるので、GarageBandの中からちょっとノスタルジックな感じのループを入れてみました。こりゃ、もらった人泣くな(笑)
顔写真の加工等にかなりの時間を費やし、今月前半はブログをアップする暇もありませんでしたが、おかげで自分でも納得できるデジタル寄せ書きが完成しました(自画自賛)。
お世話になった友人のiPadに配布しようと思っています。これがうまく行くかだけ、ちょっと心配ですが…
Macを使っている人は、無料で使えるツールなので、旅立つ友人のために最新形式のデジタル寄せ書き作成にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
※画像がモザイクばかりになってすいませんでした、念のためプライバシー保護のため。別に怪しい友だちではありませんし、寄せられた単語やコメントも感動的なものばかりでしたよ(笑)