iPad mini、欲しいんですけど中国ではまだ買えません。iPhone 5でさえ発売されていない状況です(-_-;)
さて前回、Macのテキスト読み上げ機能を使い、外国語の発音をチェックすることについてエントリしましたが、今回は、同じことがもっと簡単に、iPadでもできるという点を取り上げてみたいと思います。
ご存知のように新しいiPadには、Siriと呼ばれる近未来的な言語認識機能が搭載されており、こちらはかなり有名になりましたが、実は選択したテキストを読み上げる機能もなかなか優秀です。
- iPadのテキスト読み上げ機能は、アクセシビリティーの一部なので、まずは「設定」の「一般」→「アクセシビリティー」と進み…
- 視覚サポートの中の「選択項目の読み上げ」をオンにします。基本的な設定はそれだけ。Macに比べると驚くほど簡単です。
- 読み上げ速度も調整できます。「遅い」がカメで「速い」がウサギ。子どもでも分かるフレンドリーなユーザーインターフェイスがAppleらしいと思いました。
もちろん、これらはすべて視覚サポートの一部なわけですが、教科書など教育分野でのiPad活用を視野に入れているからこそのアイコン表示なのかもしれません。
さて、実際にiPadを喋らせてみましょう。
- webページなどでテキスト部分を選択すると、「コピー」、「ユーザ辞書」そのとなりに「読み上げ」という項目が出てきます。ここをタップすると、例えばAppleの中国語のサイトで中国語を選択している場合、中国語で読み上げてくれます!
OS Xの場合、言語によっては音声データをダウンロードしたり、読み上げてもらいたい言語をシステム環境設定から選択したりしなければなりませんでしたが、iPadはそういった面倒くさい設定は必要ありません。
- 読み上げ設定の中の「単語を強調表示」をオンにすると、その下の説明にある通り「読み上げられる単語を強調表示」してくれます。
どこを読んでいるのかが分かって大変素晴らしいのですが、文章が長くなるとだんだんとずれていくので(例えば中国語にアルファベットなどが混ざっていると、読み上げより強調表示の方が先に進んでしまう)わたしはオフにしています。
- ちなみに「方言」の項目をタップすると…
Englishが5つ(U.S./Australian/British/Irish/South African English)
Espanolが2つ(Espana/Mexico)
Francaisが2つ(France/Francais Canadien)
Nederlandsが2つ(Nederland/Belgisch)
Portuguesが2つ(Portugal/Brasil)
中文が3つ(中国/廣東語/台灣)に対応していました。
デフォルトでは各言語の1番上の方言にチェックが入っています。
残念ながら、日本語(関東弁/関西弁/九州弁)の項目はありませんでした(笑) もしもAppleがそこまで対応してくれたら、間違いなく日本では話題となり、アンドロイド系タブレットではなく、iPadを選ぶ人が大半を占めるようになるでしょう(個人的予測)。
さて、タイトルを「iPadの基本機能で語学学習」としましたが、わたしに一番合っている教材を見つけました!
それは、Appleのサイトを中国語で表示させ読み上げさせるという方法です。Appleの日本語サイトは、来る日も来る日も目を皿のようにして見ていますので(笑)、中国語で表示させても、商品説明などは何を言っているのかだいたい分かります。
Apple好きで言語学習しておられる方は、まずAppleのサイトを学習中の言語でiPadで喋らせるという方法を試してみてはいかがでしょうか? おそらく、飽きることなく続けられると思いますよ!