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Apple Payが対応した上海交通カードを実際に使用してみた雑感等

昨日3月31日に、iPhone 7 Plusにインストールした「上海公共交通カード」を使って、実際にバスや地下鉄の乗り降りをしてみました。

バス

上海のバスにはワンマン(運転手だけ)で車両前方から乗車し、運転席横にあるカードリーダーにカードをかざして乗車するタイプと(この場合、料金は一律2元)、運転手の他に車掌が乗っていて、車掌がハンディーターミナルなどでカードをスキャンするタイプ(この場合は行き先によって料金が可変するので車掌に降車する停留所を告げる必要がある)があります。

車掌タイプのバスに乗りましたが、車掌が持つ端末にiPhoneをかざすと、カードの場合と同じく「ピッ」という音とともにスキャンされました。

地下鉄

いつもカードの時と同じ要領でiPhoneをかざすと、何の問題もなく通過できました。この辺りはSuikaと同じ感じですね。

しかし改札を出る時、何故だかは分かりませんが失敗してバーが回りませんでした。

 
そんな場合は焦らずに改札口近くにあるサービス窓口に行きましょう。カードにチャージしてもらうところです。そして「不能过去(bùnéngguòqù,出られない)」とか何とか言ってiPhoneを渡すと、履歴を確認し正常に改札から出られるようにしてくれます。

おそらくiPhoneをかざす時間が短か過ぎたのかもしれません。これは実際のカードでも時々起こり得ることです。前に通過する人の処理が完全に終わってから自分のiPhone(もしくはカード)をスキャンさせることも重要です。

感覚的には、FeliCaを採用するSuikaと比較して読み取りがやはり少し遅い気がしました。

何れにしても、実際のカードを持たなくていいのは便利です。わたしは利用シーンに合わせて持つカバンを変えるので、前の日にカバンから交通カードを出し忘れて困ったことがこれまで何度かありました。なのでメインのカード以外に、各カバンに予備のカードを入れていたのですが(笑)今後はその必要もなくなりそうです。

その他注意点

Apple中国のサイトには次のような説明ページがありました。

将适用于中国大陆的交通卡添加到 iPhone 或 Apple Watch 上的 Apple 钱包中 - 官方 Apple 支持 (中国)
将交通卡添加到 iPhone 或 Apple Watch 上的“钱包”App 中,以便在中国大陆乘坐公共交通。

特に既存カードの利用条件に関して、一部気になった部分があったので意訳して紹介します。

1番目の点について

うちの奥さんのiPhone 6に交通カードを登録しようとしてみたところ、既存カードの残高移行の表示が出てこなかったので何でだろう?と思っていたのですが、これができるのはどうやら7以降みたいです。

2番目の点について

JALでもらったカードが登録できなかったのはこの理由(「C」で始まっていた)でした。記念カードやノベルティーカード等の交通カードは残高移行できない可能性が高いです。

3番目については意味がよく分かりませんでした 0rz

既存カードは入手時にデポジット20元差し引かれているはずです。なのでApple Payに移行後、再び20元差し引かれるはずはありません。残高移行前にチャージがいくら残っているのか確認せず移行してしまったので、実際に引かれたかどうか定かではありませんが、おそらく引かれてはいないと思います。

さて、Apple Payの交通カード設定やチャージについては、長くなりそうなのでまた次にしたいと思います。

最近ネタが尽きて困っていたので、当分はApple Payと上海交通カードネタで引っ張れそうで助かるわ〜

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