中国で最も有名なオンライン決済サービスといえばアリペイ(ALIPAY、支付宝)ですが、ウィーチャット(WeChat、微信)もしくはQQを運営しているテンセント(Tencent、腾讯)も、微信を使ったオンライン決済サービスを展開しています。
日頃ローソン(罗森)で買い物することが多く、ローソンはWeChatウォレットに対応しているみたいなので、銀行カードと紐付けて利用できるようにしてみました。
登録に際してちょっとしたコツがあったので、在留邦人の皆さんで登録できずにお困りの方の役に立てればと思いエントリします。
WeChatウォレットの登録方法
言語設定の変更
まず言語設定が日本語のままだと、銀行カードの詳細情報登録、「ID番号(識別番号)」のところでつまずいてしまいます(識別番号が何か分からない…)。
キャッシュカードの紐付け
銀行カードのスキャン
その後改めて、「钱包」→「银行卡」と進み…
カード情報の入力
次にカードの詳細情報を入力して行きます。以下は入力項目。
- 卡类型(銀行名と口座の種類)
- 姓名(口座開設時に登録した名前で外国人の場合はアルファベット)
- 证件类型(「护照」つまりパスポートを選択)
- 证件号(パスポート番号)
- 手机号(中国の携帯番号)
この詳細情報のところで、内容に誤りがあると弾かれてしまうので正確に入力する必要があります。特に「姓名」のところは口座開設の時と同じアルファベットの綴りでなければなりません。あとわたしの場合、姓と名の間に空白が入っているとダメだったので、うまく行かない場合は姓名を続けて入力してみてください。
以上の入力が完了したら「下一步」をタップ
ケータイ番号との紐付け
ケータイの短信(SMS)に密码(パスワード)が送られてくるので6桁の数字を入力して「下一步」をタップ
パスワードの設定
「设置支付密码」入力画面で任意の6桁の数字を入力。
これは支払いの度に求められるパスワードなので、忘れにくいものがいいと思います。
2回同じ数字を入力して「下一步」をタップ!
銀行カードとWeChatウォレットの紐付け完了
これでやっと銀行カードと微信钱包が紐付けられて、WeChatウォレットが使えるようになりました。
登録が終わったら、言語設定を日本語に戻しても大丈夫です。
支付宝と同じで、いちいちチャージしなくても、直接銀行口座から支払い額が自動的に引き落とされる仕組みです。コンビニでパンを買うなど、少額の決済からでも使えるので大変便利です。
実際に使用した感想
実際にWeChatペイで支払いしてみました。
パンとお茶という小額決済に使ってみます。
QRコードの表示
ローソンで支払いの際「用微信(yòng wēixìn)」とか何とか言って「ウォレット」→「刷卡」と進みます
QRコードのスキャン
アプリで表示したQRコード店員さんがスキャンします。
登録の際に決めた6桁のパスワードを入れると…
改めて今日使ってみたら、パスワードの入力も要りませんでした。(2015/8/28修正)
こりゃ、財布も小銭入れもそのうち要らなくなるんじゃないか、そう思うくらい便利なサービスですね。
タイムリーにもTwitterで関係する記事のリンクが貼られていたのでここでも共有します。
- NEWSPICKS
なかなか興味深い記事でした。
WeChatで支払いできるところ
さて、WeChatウォレットがローソン以外ではどこで使えるのか、調べてみたけど結局分かりませんでした(-.-;)
有名どころで、「微信支付」と「支付宝」が使える場所は以下の通り
- ローソン(罗森)…微信钱包
- ファミリーマート(全家)…支付宝
- セブンイレブン(7-ELEVEN)…支付宝(未確認)
- KFC…支付宝
- ワトソンズ(屈臣氏)…支付宝
- タクシー(出租车)…支付宝(確認済み),微信钱包(未確認)
圧倒的に「支付宝」が使えるところの方が多く、支付宝は結構小さなお店でも対応していたりするのですが、わたしはローソンで微信钱包、ファミマで支付宝が使えればそれでいいかな。
一つだけ注意点を挙げるとすれば、この手のサービスはお金を支払っている感覚が持ちにくいので(タダで買い物している感じ?実際は支払っているんだけど…)、使いすぎには注意しなければいけないかも…です。
以上、長くなりましたが「WeChatウォレット」の登録方法についてでした。
中国では、おサイフケータイなんか使えなくても十分便利に生活できます!