ご存知のように、日本のAppleで購入したSIMフリー版「iPhone 7 / Plus」は「NFC Type F(FeliCa)」対応です。
海外で普及しているのは「NFC Type A / B」なので、上海の「交通卡(jiāotōngkǎ、交通カード)」も「iPhone 7」にはインストールできません。
Androidユーザーが上海地下鉄に乗る時、「Suica」の如くスマホをかざしてゲートインしているのを見て少し羨ましく思っていました(笑)
iPhoneでも、何とかこれを実現できないかとやってみたのが以下の苦肉の策です。ほとんど誰の役にも立たないと思いますが、念のため共有しておきます。
目次
スマホと交通カードを一体にする利点
何といってもカード忘れの防止になる、これに尽きます。
わたしはメインで使っている交通カードを忘れた時のために、カバンの中に予備の交通カードを入れているほどです。
まあスマホを忘れたらどうしようもありませんが、基本現代生活の中でスマホがなければ生活できない(特に中国はAliPayやWeChat Payを使った支払いが驚くほど普及している)ので、スマホ(iPhone)と交通カードを一緒にしておくのにはメリットがあると言えます。
iPhone 7 / Plusに交通卡を仕込む
カードを収納できるケースを用意する
はい、もう最初から原始的な方法でどうもすいません。しかし電子的に取り込めない以上、こうするしかありません。
わたしが試してみたケースは、「RAKUNI」というiPhoneの背面にカードを収納できるケースです。
カードを仕込めるiPhoneケースであれば他の物でもOKだと思います。
エクスプレスカードの設定を”なし”にしておく
「iPhone 7 / Plus」に「Suica」を登録している人は、上海の地下鉄・バスの読み取り機にiPhoneをかざす度にSuicaが反応してしまいますので、設定からOFFにしておきましょう。
「設定」 > 「WalletとApple Pay」と進み、「交通系ICカード」エクスプレスカードで「Suica」が選択されているなら「なし」にする
注意点
上述のエクスプレスカード設定変更ででSuicaは反応しなくなりましたが、刷卡の度にApple Payに登録しているメインカードはやはり反応しますので、エラー防止シートのようなものを仕込む必要がありそうです。
まとめ
日本のAppleで購入したiPhone 7 / Plusをお使いで、上海(海外)でも交通系カードをSuicaの如く使いたい、という方の参考になれば幸いです。
…って今になって気が付きましたが、カードが収納できるiPhoneケースを使うのなら、別にiPhone 7 / Plus以前のiPhoneでもこれできますね。
なので、上海交通卡をiPhoneで刷卡したい全てのiPhoneユーザの皆さんに、カード収納型ケースのご利用をお勧めしたいと思います(笑)