少し前ですがフレッツ光ネクスト(隼)でレンタルするHGW(ホームゲートウェイ)にはVPN機能が付いていますよ、という話しをしました。その際サーバー側(HGW側)の設定を取り上げましたので、
今回はクライアント側(iPhone,iPad等)の設定について簡単に触れたいと思います。
ここではiPhoneを例に取り上げます。
- 「設定」→「一般」→「VPN」と進み「VPN構成を追加…」を選択
- サーバ設定のところで入力した値を以下のようにそれぞれ入力
- 「説明」 → 接続名
- 「サーバ」 → IPアドレス
- IPアドレスを調べる方法はいろいろありますが、有名なのは「確認くん」というサイト
- 「アカウント」 → ユーザ名
- 「パスワード」 → パスワード
- 「シークレット」 → 事前共有鍵で表示された20桁の値
- それ以外は特に変更する必要なし。最後に右上の「保存」を選択
以上でクライアント側のVPN設定は完了。あとはiPhoneの「設定」から「VPN」をONにすると、VPN接続が開始します。
ちなみにNTTから借りているHGWは「PR-500MI」という機種で、VPNアカウントを20まで作成できます。おそらくどのメーカーのHGWでも仕様は同じなのではないかと思われます。
うちでは全てのネットに繋がる端末にVPNアカウントを割り振っていて、内訳はMac × 2、iPad × 2、iPhone × 2、PC × 1、Android端末 × 1、合計8アカウントとなっています。繋がるIPは全部同じですが、各端末から同時に接続することも可能ですし、
何より中国からは接続不可のサイトやサービスにアクセスできたいへん便利です。
中国であっても日本国内であっても、公共の無線LANからアクセスする機会がますます増えていますので、
安全性のことを考えてもVPNはもはや必須のサービスと考えられます。
フレッツ光ネクスト回線を持っていいる方は、毎月数千円もNTTに支払っているわけですから、こうした便利な機能を使わないのは宝の持ち腐れというものです。ぜひ試してみてください。
次の機会に、中国から(外出先から)NTTの光でんわを利用する方法も取り上げてみたいと思います。