格安のウェアラブルカメラ「小蚁运动相机(XiaoYiのYiCamera)」ですが、実は小蚁は上海にあり、ひと月ほど前にはなりますが、用事で近くに寄ったついでに突撃訪問してきました。
ちなみにスマホの「小米(シャオミ)」の所在地は北京で、おそらく「小蚁(シャオイ)」は協力会社?提携企業?といった位置付けなのかと思います。
質問したかったのは次の3つです。
- タイムラプスどのように作るのか?
- エフェクトはどのようにかけるのか?
- アプリのiOS対応はいつごろになるのか?
日本人が直接尋ねてきたことにびっくりした様子で、受付の女性二人と男性が相手してくれました。結構親切に対応してくれましたよ(笑)
1.タイムラプスはどのように作るのか?
専用アプリの「カメラモード」で「延时」つまりタイムラプスを選択すると、0.5/1/2/5/10/30/60秒間隔で自動撮影はしてくれるのですが、ただそれだけです。アプリ内のどこを見てもタイムラプスに加工するような項目はありません。
どうやってタイムラプス映像を作成するのか尋ねてみたところ、「パソコンでやってください」との回答でした。専用アプリではできないとのことでした。今後も対応する予定はなさそうです。
紹介ビデオ等を見ていると、あたかも自動でタイムラプス映像を作ってくれるかのように錯覚しますが、残念ながら自分で制作する必要があります。
2.エフェクトはどのようにかけるのか?
こちらも紹介ビデオを見ていると、インスタグラムみたいに撮影したあと画像にエフェクト効果を加えられるかのように見えますが、アプリ内にそのような設定項目は見当たりません。
こちらも質問してみたところ、5月以降対応予定とのことでした。しかし今のところまだアップデートされていません。
3.アプリのiOS対応はいつごろになるのか?
当初「小米」スマホ(アンドロイドOS)にしかアプリが対応していませんでしたが、iOSアプリは4月末にはリリースできると聞いていました。
その言葉通り、iOS版の「小蚁运动相机」アプリがAppストア上で既に公開されています。
小蚁运动相机
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: 無料
「YiCamera」で撮った写真や動画を直接iPhoneに取り込んで、iOSの豊富な画像加工アプリを使用して編集できるのは嬉しいですね。ただしAndroid版とiOS版のアプリには細かな違いが幾つかありまして…
- Android版ではアプリからカメラに接続すると、Wi-Fiのアクセスポイントが自動で切り替わる
- 一方iOS版のアプリでは、iPhoneの「設定」画面からアクセスポイントを手動でカメラ側に切り替える必要がある。これが結構面倒臭い
- Android版にある「快拍(10秒動画が撮影できるモード)」がiOS版にはない
とはいえ、最近純正の防水ケースも発売を開始しましたし、アプリやカメラのファームウェアアップデートも頻繁にされているので、中国発のこの格安アクションカムが引き続き盛り上がって行けばいいなと個人的には思っています。
最後に、「小蚁」の事務所がある「长泰广场(Chamtime)」の中央にある噴水広場をタイムラプスで撮影してみましたのでよかったらご覧ください。
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