中国の電子決済プラットフォームは世界一進んでいる?…かどうかは別にしても,普及率に関しては間違いなく世界一進んでいると,ここ上海に住んでいて常々感じます。
そんな中国で,オンライン決済プラットフォームの双璧をなすのが「支付宝(AliPay)」と「微信支付(WeChat payment)」なわけですが…
今回は「微信钱包」にチャージ,もしくは「转账(振込)」された金額を,銀行口座に戻す方法について取り上げてみたいと思います。
ますます強化される中国による個人情報の管理
というのも,中国政府が実名登録を強化するとかなんとかで,もし何かあって中に入っているお金が取り出せなくなると嫌なので,取り敢えず銀行口座に戻しておくことにしました。
もちろんウェイシンもジーフーバオも,それらと紐付いているケータイ番号や銀行口座も全て実名登録しているのであまり意味はないのですが…
WeChat から銀行口座にお金を戻す方法
では早速その手順を紹介します。
「本人」タブから「ウォレット」を選択
「残高」をタップ
(818元入っていることがわかります)
「引き出し」を選択
手数料についての確認
以下のようなポップアップメッセージが出てくるので確認して「OK」
引き出し金額の入力
引き出したい金額を直接入力するか,「すべて引き出す」を選択して「引き出し」をタップ
6桁の支払いパスワードを入力
送信成功!
「送信に成功しました」と出たら「完了」をタップ
残高の確認
確かにウォレットの残高が「¥0.00」になっています
送金の通知
その後,微信アカウントに通知が来ます。「提现时间」と「到账时间」の差が1分38秒! 仕事が早いねー
微信に高額を入れたままにしておくのはセキュリティー的に心配
職場の中国人の同僚に,日本に一時帰国した際たくさん買い物を頼まれてしまって,その代金の受け取りに微信钱包の转账を使ったので,まあまあの額が入ったままでした。
無事にお金を移せて良かったー
以上,「微信钱包(WeChat wallet)」にある金額を,紐付けされている銀行の口座に戻す方法でした。
誰かのお役に立てれば幸いです。
コメント
まさしく便利ですね
dfさん,そうなんです(笑)
最近こちらでは,現金でやりとりすることがだんだん少なくなってきていますねー
最近飲食店でもほぼ微信支付か支付宝で支払ってます。
便利過ぎて怖い(汗)
情報シェア、ありがとうございます!ここでの「转帳」は、中国の銀行口座ですか?それとも日本の銀行口座です?
ちょっと整理すると、「转账(送金)」はWeChatアカウント同士でのやりとりのことで、この記事で言及した「引き出し」とは、自分のWeChat Wallet(微信钱包)に入っているお金を、WeChatと紐付いている自分の銀行口座(中国の)戻すことになります。
ご質問いただいたので久しぶりにWeChatの機能を見てみたら、「銀行カードに送金」という項目を見つけました。これを使って、自分のWeChatウォレットから第3者の銀行口座に送金できるのか、時間がある時に検証してみたいと思います。ただ、もし送金できるにしても中国国内の口座宛てになるでしょうね。