国慶節の真っ只中に中秋節の話しをするのも何ですが(笑)、先週の中秋節休みに友人たちと毎年恒例のBBQ(烧烤)をしました。
バーベキューの新定番「ビア缶チキン」
今年は、最近のBBQで定番になりつつあるらしい?「ビア缶チキン(Bottle Beer Chicken、啤酒鸡)」を作ってみました。
中国人の友人が朝市場で仕入れてきた丸鶏は、YouTubeで予習していた時に見たような「それ」とは異なり、姿形そのままの「それ」だったのには面食らいましたが(汗)、何とか下準備までクリアして当日に挑みました。
下準備に際して参考にしたのが以下のサイト。
ブライン液にたった一晩漬けるだけで、ビックリするほどジューシーに仕上がるんです。
このひと言に魅かれてブライン液に漬けるやり方をチョイスしました。そもそもビア缶チキンがどんなものか、ブライン液がどんなものか気になる方は上記のサイトをご参照ください。
国外でのBBQには工夫が必要
日本では何てことない事でも、勝手が異なる中国(外国)では色々工夫が必要なんです。
チキンを覆うフタをどうするか?
ネットを見ていると、燻製器でチキンを覆うとかペール缶を被せるとか色々な方法が出てくるのですが、どちらもこちらではそう簡単には手に入りません。ペール缶なんてどこにでも転がっていそうなものですが、いざ探してみると意外と見つからないものです(笑)
チキンをアルミホイルで包んで燻すという方法もあるようですが、これも見た目のインパクト的にどうもイマイチな気がします。
そこで金属製のバケツを探すことにしたのですが、これも意外と見つからず…
ホームセンター(上海だと百安居)とかメトロ(麦德龙)とかで探してみましたが、店頭に並んでいるバケツはどれもプラスチック製で燻製器代わりには使えそうにありません。
最終的に見つけたのがIKEA(宜家家居)のこれ。
植木鉢を覆う金属製のカバーでした。実にこれがぴったりの大きさでして…
写真右側はほとんど火事みたいになっていますが気にしないでください(笑)。ひっくり返したバケツの中にはチキンが鎮座しています。
ビア缶チキンスタンドはあればいいが…
日本では「ビール缶チキンスタンド」なる代物を使い、チキンを安定させるそうですが、こちらでそんな気の利いたものは手に入りません。
そこで色々知恵を絞る必要が出てくるのですが、さすがは中国人! 機転が効くというか融通が効くというか…
ビア缶チキンを網の上に載せて安定しないのであれば、コンロの中に直接チキンを設置し、缶の周りを炭で固めれば安定する、そして炭から一番近いモモ肉の先の部分は焦げないようにアルミホイルで包んだらいいのではないかと言うのです。
この発想の転換、というか機転の利き方には恐れ入りました!
大げさかもしれませんが、中国の発展、そしてビジネスの展開の速さはこういったところに起因しているのではないかとさえ思えてなりません。
30〜40分で完成
なんだかんだ言いながら、30〜40分してからバケツを取ってみると…
初めてにしては上出来なくらい、いい焼け具合に仕上がりました!
ビア缶チキン、超オススメ
多くの人が、「ビア缶チキン」は数あるBBQ料理の中でもインパクトがありしかも失敗が少ない料理だと言っています。
実際にチャレンジしてみて、そのインパクトにみんな大喜びでしたし、ブライン液で下味を付けたチキンはジューシーで大変美味しかったです。ほとんど自分の口には入りませんでしたが。。。
ということで、海外のような不慣れな環境でも工夫すればできますので、「ビア缶チキン」まだ作ったことがない方はぜひ試してみてください。
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