海外赴任中の人はどこでiPhone 7を買うべきか?

iPhone
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iPhone 7と7 Plusの発売まであと4日となりました。

わたしは予約していませんので当面は(?)関係ないのですが、海外在住者がiPhone 7もしくは7 Plusを手に入れたい場合、どんなことを事前に考えておくと良いでしょうか? 自分なりにまとめてみました。

海外版iPhoneについて

少し前まで、海外生活者には現地でSIMフリーのiPhoneを購入できる特権がありました。特に大陸や香港などでは比較的SIMフリーiPhoneが入手しやすかったと言えます。

しかし現在では日本でもSIMフリー版が販売されているため、海外でSIMフリー版を入手するメリットはほとんどなくなりました。

それ以外の理由で海外版iPhoneを入手するメリットを挙げるとすれば、カメラのシャッター音に尽きます。わたしは香港版のSIMフリーiPhone 5を未だに使っていますが、シャッター音を消せるので、さりげなく写真を撮ることができます(決して隠し撮りではない)。

販売価格の違い

わたしが住んでいる中国大陸と比べると、日本のiPhoneは安いと言われています。大陸版iPhone 7 128GBは6,188元で、日本円に換算すると、94,959円になります。やはり高いですね〜

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一方、香港版と比べるとどうでしょう?

同じiPhone 7 128GBがHK$6,388なので、日本円で84,383円になります。あれ、日本の方が若干安いではありませんか!

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でも日本での表示価格は税抜きなので、消費税を加えると90,504円となり、結局香港版より6,000円ほど高くなってしまいます。やはり香港版の方がお得なのではないか、と考えられるかもしれません。

しかし、ここで海外在住者の特権である「免税」の登場です。

以前も免税については書いたことがあるので、詳細については割愛しますが、海外在住であれば、一時帰国の際に消費税分は免税で買い物ができます。つまり、iPhone 7 128GBが83,800円で購入できるのです。

iPad Air 2を免税で購入できた
iPad Air 2 64GBの税抜き販売価格は通常6万4800円で、8%の消費税を加えると6万9984円になりますが、海外在住者の場合この消費税分を安く買える方法があるんです! 実は免税措置(Tax-Free)を活用すれば、消費税分つまり...

価格面で言えば、2016年9月時点では、海外在住者は日本でiPhoneを免税で購入するのがお得、ということになります。

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NFC・FeliCaについて

今回のiPhone 7、7 Plus最大のトピックは、日本においては、おそらくFeliCaへの対応ではないでしょうか?

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しかし散々報道されている通り、日本で発売されるiPhone 7とPlusに関しては日本特別仕様で、フェリカに対応させるため、海外で主に使用されている「NFC Type A/Type B」ではなく「Type F」になるとのこと。

つまり海外在住者にはあまり恩恵はないということになります。むしろ自分が生活する国で、日本で購入したiPhoneだとApple Payが使えない可能性があります。

たまに一時帰国した際にSuicaなどが使えるかもしれませんが、僅かばかりの滞在期間だけ便利に使えても本末転倒な気もします。

ただし噂では、新しいiPhoneには「NFC Type A/Type B」も「Type F」も両方搭載されていて、制限がかけられているのではないかとも言われています。

もしそうだとすると、将来日本で購入したiPhoneが、Apple Payを始め、海外のNFCに対応したサービスで利用できるようになるかもしれませんし、逆に海外で購入したiPhoneで、日本のFeliCaが使えるようになるかもしれません。

特に2020年の東京オリンピックに合わせて、外国から日本に来る旅行者が、iPhoneを使ってFeliCa等を便利に使えるよう、Appleはいずれ制限を解除するのではないか、という噂まで出ています。

これらはすべて噂の範疇なので、iPhone 7のNFCもしくはFeliCaに関しては、まだまだ不明な点が多いと言えます。

海外版と日本版のメリット・デメリット

以下、海外在住者の目線で気づいた点を簡単に並べてみます。あまり参考にはならないかもしれませんが (^^;;

海外版のiPhone 7 / 7 Plusを選択するメリット

  • シャッター音が消せる
  • 滞在する国でApple PayやNFC対応のサービスが使える

海外版のiPhone 7 / 7 Plusを選択するデメリット

  • 価格が高い場合がある
  • 日本に一時帰国した際、Apple PayやFeliCaが使えない可能性がある

日本版のiPhone 7 / 7 Plusを選択するメリット

  • 一時帰国した際、Apple PayやFeliCaが使える
  • 免税を利用すれば安く購入できる

日本版のiPhone 7 / 7 Plusを選択するデメリット

  •  シャッター音が消せない
  • 海外でApple Payが使えない可能性がある

個人的な選択肢

ここ中国では、正直Apple Payはあまり普及していません。もちろん使えるところもありますが、それよりも「支付宝」や「微信支付」の方が圧倒的に支持されています。これまで当ブログで何回も取り上げてきた通りです。

上海では微信,支付宝の発展ぶりがとにかく凄い!
中国では「Pay(Apple Pay)」を利用できる店舗が徐々に広がってきていますが,「支付宝(AliPay)」や「微信支付(WeChat Payment)」の勢いはそんなものとは比べ物にならないくらい凄い!という光景を目にしました。 こ...

ということは、大陸版や香港版のiPhone 7を選ぶメリットは少ないと感じます。メリットとしてはシャッター音を消せることぐらいでしょうか。

ですから、海外でApple Payを使ってみたいという、よほどの強いこだわりがなければ、海外在住者ならではの方法で安く入手可能な、日本版のiPhone 7を購入するのが妥当ではないかと個人的には結論しました。

わたしのiPhone 5もそろそろ限界なので、次に帰国した際には、iPhone 7の人気もひと段落しているでしょうし、乗り換えをぜひ検討したいなぁ〜、なんて勝手に妄想しています(笑)

以上、海外在住者がiPhone 7および7 Plusの購入前に考えておくと良い点のまとめでした。

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