双十一の物流に関する実感

上海
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Yahoo!ニュースを見ていると、ここ数日中国の「双十一(ダブルイレブン)」に関する記事が散見されますが、わたしの場合、実際に今年の双十一で購入した商品のうち、既に届いたものもあればまだ発送さえされていないものもあります(笑)

そこで物流に的を絞って個人的実感をレポートしてみたいと思います。

当日届いた商品もある!

昨日2019年11月15日、双十一関連のYahoo!ニュースで気になったのは以下の記事。

特に興味深かったのはこの部分…

例えば過去のデータを駆使した予測技術で、セール前に消費者に近い倉庫に在庫を確保。また、高速鉄道(日本の新幹線に相当)を貨物便としてチャーターしたり、海外からの輸入品配送のために貨物機を100機確保したりした。その結果、物流崩壊を乗り切ったばかりか、大都市では注文した翌朝には商品が届き始めており、消費者からは改めて驚きの声が上がっている。

確かに、一部の商品については翌日どころか、何と11月11日の夜に届いたものもあります、これには本当に驚きました!

天猫(Tmall、タオバオのBtoC版)で購入したシャオミのランニングシューズですが、当日の21時半過ぎに配達員から「今玄関の前にいます」とケータイに電話がありました。

うちのアパートは、1階入り口のインターホンで部屋番号を押す必要があるのですが、おそらく住民と一緒に上がってきたのでしょう、インターホンのチャイムは鳴りませんでした。

さらに配達員はいつもならけたたましくドアをノックするのですが、先に電話で在宅の確認をしたのち、ノックもせずに玄関の前で待っていました。おそらくですが、子どもなど就寝しているかもしれない家族を気遣っての行動かと思われます。

驚くほどの物流の速さと共に、配達員のサービスが以前に比べて向上してきたことを肌で実感する体験でした。

大手ブランドの衣料品も早い

あと、有名ブランドの衣料品も非常に早く届く印象です。例えば「ユニクロ(优衣库)」で購入した商品は翌日もしくは翌々日には届きました。

 
まとめて送ってくれたらよかったのに別々で来ました。ウルトラライトダウンは宅配ボックスに入っていました。

前述のYahoo!ニュースの記事にも触れられていましたが、ユニクロのような大企業は、上海のような大都市に物流拠点を持っていて、そこから一気に発送するんでしょうね。

食料品関係は少し遅い印象

一方、食料品関係で購入したコーヒー豆は昨日、11月14日の深夜11時前に、配達員から短信(SMS)が来て、电表箱(玄関扉横にある電気メーターボックス)に商品を入れたと通知が来ました。

配達履歴を見ると…

风里来,雨里去,汗也撒泪也流申通小哥一刻不停留,不求服务惊天下,但求好评动我心,给个好评呗!!

とありました。要するに「一生懸命配達してるのでいい評価くれたら嬉しいな」みたいなことが書いてありました。1年に1度のお祭りとは言え、夜11時近くまで仕事している配達員には、★×5(ウーシン)を送り励ましたいと思います!

あと1ダースで購入したビールについては、「双十一の期間注文した商品は発送に時間がかかるのでちょっと待っててください」的なことが書かれていて、11月15日現在も出荷待ちの状況です。

まあ急いで必要なものではないので、気長に待ちたいと思います。

まだ届いてないものもあるけど「技術と物流の限界に挑む!」は確か

今年は他にもいろいろ買ってしまいました。まんまと策略にはまってますね(汗)

考えてみると個人でもたった1日でこれだけ買い物したのですから、中国全体で行われた取引の量が膨大であることに想像は難くありません。そしてそれを捌き切る中国のITと物流システムは、やはり驚異的だと思います。

これだけ広大な中国にも関わらず、年々物流のスピードと質が上がってきていることを実感させられた今年の双十一でした。

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