中華アプリのトレンド
中国では、もうずいぶん前からケータイアプリの中で木を育てるのが流行っています。地下鉄での通勤中、特に女性がアプリの中で木に水や肥料をせっせとやっているのをよく目にします。
このトレンドは「支付宝(アリペイ,Alipay)」アプリの「蚂蚁森林(拼音:mǎyǐ sēnlín,英語:Ant Forest )」から始まったものと思われます。
蚂蚁森林(Ant Forest)
「蚂蚁森林」は支付宝アプリの中の一機能で、正確に言うと木に水をやるのではなく、自分の様々なエコ活動、例えば公共交通機関やシェアサイクルを利用するなどで二酸化炭素の排出を抑制し、それによって得られる「低碳收能量(低炭素ポイント?)」で木を育てるという一種のゲームです。
わたしはかなりの時間を要しましたが(笑)、最も低碳收能量が必要な「胡杨(húyáng,ポプラの一種)」を既に植えました。木は実際に中国・甘肃省酒泉地区に植えられたみたいです。ちなみにこの木に必要な低碳收能量は215680gでした。


木を育てる系ゲームが入っているアプリ
多くのアプリに見られるパターンが、木に肥料や水を注いで成長させて、最終的にはリンゴやマンゴーなどの果実を得るというものです。
木に肥料や水をやる方法は幾つかあって、例えば支付宝もしくは淘宝の中にある「芭芭农场(bābā nóngchǎng,ババ農場)」の場合…
- 分享给好友……友だちに紹介する
- 每天来芭芭农场……毎日農場に来る
- 逛精选商品……10〜15秒間おすすめ商品の広告を見る
- 购买商品得10000肥料……商品を購入すると10000肥料もらえる
などとなっており、これがマーケティングと結びついているという所以です。
本当に商魂たくましい。。。
木が育てられるアプリ
では「木を育てる系」のゲーム?機能が入っている中華アプリを幾つか列挙します。それぞれアプリの中のどこにあるかは自分で探してみてください。
先ほども紹介した支付宝,淘宝の「芭芭农场」
京东アプリ内の「京东农场」
美团アプリ内の「小美果园」
饿了么にもありました「饿了么果园」
まだ他にもあると思いますので、中国住みの方はぜひ探してみてください。
わたしはスマホゲームはしませんが、なぜか木だけは熱心に育ててます。もし本物のリンゴがもらえたら、また取り上げたいと思います(笑)
次に中国で流行するのはアプリのどんな機能か?
以前「签到」機能についてエントリしたことがありますが、今はこの「木を育てる」系。では次に何が流行るのか今のところは分かりません。
またいつか、次のトレンドも紹介できればいいのですが…
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